-Sun&Moon Blog-
catsmoon.exblog.jp
エキサイトブログスキン配布 (Mac OS10.5 Leopard・Safari) ★基本的にコメントにレスしません
by catsmoon
プロフィールを見る
画像一覧
Top | Out
死刑制度容認、初の8割超
2005年 02月 20日 |
<死刑>存続を認める意見、初めて8割超 内閣府調査 by エキサイトニュース
死刑制度容認、初の8割超 相次ぐ凶悪犯罪反映か by asahi.com

死刑容認が増えているようだ。



応報という発想、それに、凶悪犯罪への恐怖から、そのような犯罪を犯した人間は殺してしまえという気持ちはよくわかる。

だが、一方で、実は犯罪者を罰することでは、遺族を含めた被害者は救われないという研究がある。
アメリカで行われた研究だったと思うが、詳しいことは覚えていない(^^;
ただ、犯罪者が裁かれるまでは、それを望む被害者も、いざ彼らが罰を受けてしまうと、だからといって失ったものが戻る訳ではないと気付き、結局、それによって受けたダメージの回復には繋がらなかったという。
回復はやはり身近な人達の励ましや時間などが大事という、当たり前といえば当たり前のことらしい。

考えてみると、これはよくわかる。
私がもし犯罪の被害者になったとして、犯人が死刑になっても、自分が受けた被害が消える訳でも、そのイヤな記憶がなくなる訳でもない。
再び明るさを取り戻すには、やはり必要なのは家族や友人、時間だろう。

私自身は、死刑にはある点において反対であり、ある点において賛成である。
反対する理由は、死刑を行うということは、必ず誰かがそれを執行しなくてはいけないということを意味するからだ。
どのような形で、どのような人がするにしろ、これは非常に辛い仕事だと思う。
たとえ相手が凶悪犯であっても、人を殺す事に変わりはないのだから。
それを仕事としてしなくてはならない人がいるのは残酷だと思う。

そして、最初に書いたこと、つまり犯人を死刑にしたって誰かが救われる訳じゃないということが、次の理由だ。

一方で賛成する理由、こちらは身も蓋もないのだが〜。
コストの点である(^^;
犯罪者を10年刑務所に入れて養うのと、死刑にしてしまうのとでは、どちらが税金をあまり使わずにすむかは自明だろう。

このコストの問題がなければ、私は死刑は最初の理由で廃止した方がよいと思う。
その代わりに、無期懲役という中途半端な刑ではなく、終身刑を導入すべきだという条件がつくが。
再犯を防止するためなら、殺さずとも出さなければよい。
ついでにこれなら、自殺することもできず、誰か殺してくれ、死刑にしてくれという甘えくさった理屈で犯罪を犯す者への抑止効果もあろう。
死刑はよくても、終身刑はイヤだという人が多かろうと思うから。

日本の場合、無期懲役といっても、態度がよければ10年かそこらで出てくる。
それと死刑の隔たりは大きすぎると思う。
死刑にまでするのは…ということで、無期になり、あっさり出てきてまたやるというのでは、その被害者は納得できまい。

しかし…これはコストで言えば当然最悪だ(^^;
税金で凶悪犯を一生養ってやることになる。

従って、私自身、死刑に賛成か反対かと言われると、きっちりと結論は出せない。
が、今のところ、強いて言うなら、日本は金が有り余っている訳じゃないのだからして、死刑もやむを得ないかというところだ。

ところで、このニュースで気になるのは、死刑の是非よりも、むしろasahi.comの記事にあった被害者の尊重についての部分である。

 また、捜査や刑事裁判の過程における権利の尊重に関する質問で、犯罪被害者の権利が「尊重されていない」と答えた人は70.6%(前回比7.5ポイント増)で、「尊重されている」の15.9%(5.5ポイント減)を大きく上回った。


これは、私もそう感じる事が非常に多い。
犯罪者の人権を無視してよいとは思わないが、それはまず被害者の人権を最大限に尊重した上でのことだろう。
今の日本では、そこが逆転していると思わざるをえない。
一つは警察。
被害者救済ではなく、犯罪者逮捕が目的の組織だからか、ことに性犯罪被害にあった女性が、警察で二次被害にあったという話など枚挙に暇がない。
そして裁判。
これも、結局やられ損なのだなと思うようなことが少なくない。

国や警察、司法は、この結果を重く受けとめて欲しいと思う。
これは、もし犯罪の被害にあったとしても、日本という国は国民を守ってくれない国だと、多くの人が考えているということだからだ。
[PR]
by catsmoon | 2005-02-20 04:06 | 雑感
<< まだ早かった PageTop どうしよう…_| ̄|○ >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Blue Paper Skin by Sun&Moon