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調べ物
2006年 04月 19日 |
情報過多が作り出す「Level1飛空艇」症候群 by 小寺信良 (ITmedia +D LifeStyle)
 かれこれ5〜6年、NHKスタッフの研修を通じて、新しく社会人になる人を見てきているが、どうもある点で非常に情報過多な部分があるかと思えば、あまりにも無防備に何も知らずに入ってくるようなところがあり、情報のバランスが悪さが年々拡大しているように感じている。

〜中略〜

編集のような特殊な職業には専門書などほとんどないが、一般的な職業であっても、なんにも知らずに入ってくることには変わりないようだ。誰かがそのうち教えてくれるようなことは、自分でやるタスクのうちに入っていないのかもしれない。

 そして教わってないことは、「教えて貰ってないから知らなくて当たり前である」と思っている。もっとも教えたことを100%飲み込んでいるかというと、そういうわけでもないところが厳しいところである。

〜中略〜

結局のところ、どうしてこういう人材が育成されてくるかというと、やはり「調べ物文化」が崩壊してしまったことに要因があるのではないかという気がする。現在調べ物をするときのトップはやはりWEBだろうと思うが、もしそれが使えなかったら、あるいはそれで探せなかったら、となった時の次の手がない世の中になってしまっている。
えーと…。
痛い、痛い、痛い。
すみません、私もすっかり調べ物はWebになってるorz

ちなみに「Level1飛空艇」とは何かと言うと、記事を読んでいただけると書いてあるが、Final Fantasyというゲームからきている。
Level1というのは、ゲームスタート時のキャラクターのレベルであり、つまり完璧初心者状態である。
飛空艇というのは、ゲームを根性で進めていくと使用できるようになる移動手段で、それまで雑魚モンスターや行く手を阻むダンジョンに悩まされ、とぼとぼと移動していた身には、感涙もので簡単に空を飛んで何処でも行けるようになるアイテムである。
「Level1飛空艇症候群」とは、つまり、完璧初心者で現実的な経験など皆無の癖して、飛空艇から地上を眺めるように、空論的知識だけ仕入れて知った気になっている状態と言えるだろうか。



これは、筆者が近年の新入社員についての見解として述べた記事なのだが、広く敷衍して言えることだと思う。
そして、上記の通り、私にもぐっさり突き刺さった。

やはりキーワードでさくっと検索できるという利便性がでかいのである。
もっともそういう情報があることすら知らなかったら検索も出来ないので、まずは某かの知識があって、それについて補完する、あるいは、間違っていないか確かめるといった使い方が私は多い。
そして、そのベースとなる知識は私の場合、多くはリアルの体験であったり、更に多くが読書体験に根ざしている。
なら本をもう一度読み返せばいいのだが、なんといっても、手持ちの大量の本の、このシリーズだったことは覚えているが、何処だったか、どのページだったかなどとっさに思い出せない訳である。
そうすると、言葉の意味や使い方をちょっと確認したいレベルでも、本から確認しようと思うと半日仕事になってしまうので、ついぐぐるという訳である。
(辞書的な意味だけでは駄目で、言わば使用例といったものが知りたいのでそうなる)

あるいは全くウェブに始まってウェブに終わる検索も多い。
この場合、大抵はスクリプトを弄っている時である。
く…この関数のスペルや使い方が思い出せない、といった場合にこれまた検索する。
このパターンでは、そもそもリアル世界で私は本を読んでおらず、いきなりCGIカスタマイズに手を出した口なので、記事中にあるマニュアルを読まない人という批判は、これまたぐっさり深々と突き刺さった。

ただし。
私は前後は読む。
全体の中でそれがどういう意味を持つのか、前後情報との繋がりはどうなるのかまで理解しないと、結局使えないからである。
CGIなんて無情だから、容赦なくエラーが出る。
ついでに、オンライン辞書で検索するような時も、一緒にヒットした語句も読む。
これは面白いからだ。
そして調べたことは、実際に使ってみて、上手くいかなかったらその情報をフィードバックとして再度調べ、成功するまで悪戦苦闘する。
人にちょろっと教えてもらうというのは、完全に行き詰まった最終兵器、究極の選択であって、余程でなければ出て来ない。

何せ便利なのとお金がかからない(これ大事orz)ので、余程どうしても必要で、かつネットでは求めた精度の情報が得られない時以外は、大概ウェブで調べ物を済ませてしまう悪癖を身に付けた私だが、逆に言えば、必要なら本を買うなり、自分の足で調べるなりする(趣味の温泉情報なんか行ってみないと、自分にとって良い温泉かどうか、絶対ほんとのところはわからない)
いや、仕事関係のことなんかは、むしろウェブじゃ専門性が低すぎてどうにもならんから、やはりリアルの手段で調べる方が先になるか。

つまり、何を使って調べるかと言うよりも、求めた情報が生きたものになるまで、自分自身で悪戦苦闘できるかどうかが問題ではないかと思っている。
飛空艇から眺めた情報は、やはり降りて実際に試してみないと使えるかどうかはわからないのである。
ましてや飛空艇に乗ったまま、地上で悪戦苦闘の末に知識を身に付けた人に対し、上から教えてくれとは、無礼にも程があろうし、第一、そんなことで身に付くわけもない。

だが、検索も、人に教えてと聞くのも、googleやyahoo、あるいは掲示板やブログなど様々な方法で実に簡単になった昨今、検証は自分の手でやる、実証して初めて身に付くという考え方は流行らないのだろうか。
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by catsmoon | 2006-04-19 12:33 | 雑感
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