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映画「シッコ」は日本の近未来?
2007年 06月 24日 |
映画『シッコ Sicko』公式サイト
http://sicko.gyao.jp/

マイケル・ムーア最新作『シッコ』公開前から大評判 by 暗いニュースリンク
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/06/post_e874.html

ムーアは、『シッコ』でアメリカの医療危機問題をテーマにしているが、作品中で取り上げるのは5,000万人近い医療保険未加入のアメリカ人だけではなく、民間の医療保険に加入しながら適切な保障が受けられなかった多くの中流層の人々の物語である。攻撃のターゲットは、医療現場で暴利を貪る医療保険業界と製薬業界、さらにそうした業界の横暴を許す政治家たちだ。(暗いニュースリンクの記事より)




日本の皆保険制度を含む医療制度は、世界に冠たる…どころか、ほとんどあり得ない奇跡を達成している…いや、いたが、日本国民とマスコミからの評価は著しく低い。

奇跡と言うのは、何時でも、何処でも、誰でも、同じように高度な医療が、同じように安い値段で受けられるということだ。
日本の医療は、その質とアクセスのしやすさを考えると、奇跡の低コストで行われている。
日本人は当たり前だ、まだ足りないと思っているらしいが、他の多くの国では、こんなことはあり得ない。
必要な数の医師と十分な医療費(少なくとも医療の質に見合うだけの費用)がなければ、ある分に応じた内容の医療となるのが当然だからだ。

十分な医療保険に個人で加入していれば = つまり金がある。
特定の医療機関のみで = 保険が認める施設のみ。何処でもとはいかない。
保険に応じたレベルまで = 必要かどうかではなく、金が払えるレベルまで。

こうなるものだ。

では何故日本では奇跡が成立してきたかと言えば、とことん医療費を削るという、それだけを至上命題とする国の方向性にも関わらず、医療現場の人達の犠牲的精神と努力があったからだ。

しかし、何事にも限度はある。
限度を超えて医療費が削られるようになり、それを支えるためには、医師や看護師は過労死しかねない過重労働が必要となり、しかも、その努力の結果は評価されず、どんな重症であれ期待通りに治らなかったら、何時如何なる時、場所でも最高峰の治療が受けられなかったら(物理的に不可能だったとしても)医師が悪いと訴えられ、バッシングされるようになり、挙げ句、24時間コンビニ並に、しかも昼間と同じレベルで診断・治療しろと無茶を言われ、日本の医療はとうとう限界点を越えてしまったように見える。

一度折れたものは、簡単には戻らない。
最早、かつての医療レベルを維持し続けるのも、同じ形で元に戻すのも無理だろうというのが、大方の医療関係者の予想のようだ。

そして、少なくとも厚労省と政府、あるいは経済界は、むしろ、それを望んでいるようだ。
もし望んでいないのに、他の全てを犠牲にしても医療費削減を推進し、し続けているなら無能というものだが、いくら何でもそれはないだろうから、これは意図的に医療を崩壊させていると思われる。

そして、代わりに彼等が導入したいのが、この映画で描かれているような、自己責任と言えば聞こえはいいが、税金負担や企業負担は嫌だから、個人で保険に入って医療費は賄え、保険会社に金を払えというシステムだ。

つまり、この映画で語られる社会は、近い未来の日本の姿だ。
決して無関係な余所の国の話ではない。
まさしく明日は我が身という訳だ。

このように希有のシステムを壊されながら政治の非を唱えない、相変わらず医療費削減路線まっしぐら、医療だけではない、自己責任と言いつつ、弱者…いや、強者以外は切り捨てる政党、政治家を支持し続ける、投票に行かないことで結果的に後押しし続ける、根本的な問題に目を向けず、限界ギリギリの現場に無理難題を押しつけ、非難して、叩き潰して事足れりとする国民自身の手によって、やがて日本に実現する社会だ。

既に他国によって、その結果を示されながら、なお目を逸らし続けるならば、この流れを押し止めることは出来ないだろう。

記事中で、映画の攻撃ターゲットとされている医療保険業界、製薬業界(要するに経済界。医療現場ではない)と政治家達の問題は、そのまま日本の姿だ。
近未来の日本の医療がどうなるか、自分達の行動の結果を、映画を観て一足先に疑似体験するのもいいかもしれない。


※ ふと浮かんだ怖い想像。妄想であるといいなあ。

日本が個人で医療保険に入って医療費を賄う状態になれば、一番嬉しいのは、アメリカの保険会社だ。
アメリカは日本の医療業界に参入したくてしようがないのだから。
そして、日本人から吸い上げた保険料に対し、アメリカ本国よりも、更に厳しい基準で治療費の支払いをし…と言うより、支払いを拒否し、浮かせた儲けを本国での治療費支払いに割り当てる。
そうすれば、アメリカでこの映画のように問題視されている支払い拒否は少し緩めて、攻撃を和らげる事が出来、保険会社は日本から吸い取った金で儲け続けられる。
馬鹿な妄想だと思いたいが、そもそもアメリカは、医療だけじゃない、あらゆる点で他国を搾取することで繁栄してきた国だ。
経済的に失速しかける度に、他国に手を出して立ち直ってきた国だ。
はたして医療だけは違うと言えるのだろうか?
日本は、一足先に破綻したアメリカの医療費まで払わされる羽目になろうとしているのじゃないか?
(これは私の想像です。変だと思っても突っ込まないで、生温く見逃してやって下さい)

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