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by catsmoon
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家族湯の混浴禁止!?
2007年 09月 21日 |
夫婦なら混浴OK、兵庫県が条例改正へ…カップルは? - Infoseek ニュース
温泉好きで、家族で一緒に入りたいため、もっぱら家族湯利用という私は想像もしたことなく、びっくり仰天したニュース。

この問題のもととなる条例は、こちらのようです。
公衆浴場法基準条例
この第4条(22)に
6歳以上の男女を混浴させないこと。
とあり、細かな規定として
「混浴させないこと」とあるのは「混浴させないこと(介助を要する者のため家族が混浴する場合又は水着を着用して混浴する場合であつて知事が風紀上支障がないと認めるときを除く。)」と読み替えるものとする。
となっています。

つまり、一般的な家族湯はNGとなるのですね。
この条例に従って、県が家族湯を持つ温泉施設に指導したところ、反発があり、このほど見直されたということのようです。



ですが、記事によれば
県生活衛生課は今後、夫婦とカップルを区別するため、運転免許証の提示などを求めるよう指導する方針で、「風紀の乱れを防ぐ措置。理解してほしい」としており、年内に条例改正し、来年4月の施行を目指す。
ということですから、夫婦じゃなきゃ風紀が乱れるから駄目!という姿勢のようです。
何、それ。

江戸時代の銭湯が最初混浴だったけれど、寛政の改革で禁止になったことは知ってましたが、まだ現代にもあったんですね、そのような規制が。

正直なところ、この規制の意味がまったく理解不能です。
だって、ラブホテルとか、あるんでしょ?
普通のホテルだって、お客が夫婦かどうか確かめたりしませんよね。
カップルが一緒に泊まるのはOKなのに、家族湯でも混浴は駄目?
何故?
夫婦以外のカップルが一緒にお風呂に入ることは悪いことなんでしょうか?
そんなことは個人のモラル意識と価値観に従って判断すべきことで、行政が口出すことじゃないと思うんですが。

家族湯限定にしても、九州では昔ながらの温泉では、混浴の露天風呂って結構ありますが、兵庫県では、そのような地域文化もNGになるんですね。

それに、これは兵庫県の条例ですから、他県では一般的じゃないと思われます。
九州なんか、家族湯大流行で、どこにでもあります。
兵庫県の判断で言えば、九州は「風紀が乱れまくってる」ことになるんですね。

でも、この規制に意味があるのかと考えると、単に利用者に不便を強いるだけという気がします。
家族湯好きの私が兵庫に住んでたら、別の県の家族湯に行くだけです。
他県にお客を奪われる兵庫の温泉施設経営者は困るでしょうし、お客も遠くまで行かなくちゃいけなくて困ります。
誰も得をしないし、この条例があったら、兵庫県の風紀が守られるかっていうと、ほとんど関係ないだろうとも思います。

このような風紀に関する価値観は時代と共に変わります。
無意味になった規制は時代にあわせて変えていけばいいことですし、変えるなら、みみっちく制限を残すことを考えず、本当に時代にあったものにすべきだと思います。

読売新聞(YOMIURI ONLINE)の記事
兵庫県は20日、公衆浴場での6歳以上の男女混浴を禁じる県条例を改め、家族風呂などでの夫婦同士や、10歳未満の子どもとの入浴を認めることを決めた。

 同条例を巡っては昨夏、県が家族風呂を有する温泉施設に改善指導したところ、施設側が「家族だんらんを認めないのか」と反発、約1年間にわたる論争が続いていた。

 条例は1964年の施行。家族の介助と水着着用の場合を除き、家族風呂を含めた6歳以上の混浴を禁止している。

 条例に基づき、県が昨年8月、家族風呂を有する三木、豊岡両市の3施設に改善指導したところ、施設側は「ニーズは高く、問題ない」と反発。このため県は同年11月、検討委員会を立ち上げ、混浴の是非を議論してきた。

 検討委は今年8月、「夫婦とカップルの見分けがつかない」として、「10歳未満の子連れ夫婦」に限って混浴を認めようとしたが、県民から「子どものいない夫婦はだめなのか」という意見が約40件寄せられ、検討委で再考していた。

 県生活衛生課は今後、夫婦とカップルを区別するため、運転免許証の提示などを求めるよう指導する方針で、「風紀の乱れを防ぐ措置。理解してほしい」としており、年内に条例改正し、来年4月の施行を目指す。

(2007年9月21日0時18分 読売新聞)

こちらは朝日新聞(asahi.com)の記事。
「夫婦だけの混浴認めます」県民反発で条例改正案 兵庫
2007年09月20日21時28分

 公衆浴場での6歳以上の男女混浴を条例で禁止している兵庫県の公衆浴場検討委員会は20日、夫婦での混浴を認めるなどとする最終報告書をまとめた。今年8月、子ども連れに限って家族の混浴を認めるとの報告書を示したところ、「子供のいない夫婦はだめなのか」「高齢者夫婦はどうなる」といった意見が相次いでいた。県は11月の県議会に条例改正案を提出し、早ければ来春から夫婦の混浴などを認める見通し。

 最終報告書は、夫婦の混浴について、「家族風呂」などの貸し切りでの利用を前提とし、免許証などで確認した上で認めるとしている。また、混浴禁止の年齢を「10歳以上」に引き上げ、内縁や事実婚のカップル、片方の親とその子の混浴など「常識の範囲で家族と認められる場合」についても柔軟に対応していくべきだとしている。

by catsmoon | 2007-09-21 11:22 | 雑感
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